哲学鑑賞室へようこそ

ここは哲学鑑賞室。


月に一つ(予定)他者の哲学を望遠鏡で覗く。


その行為の意味するもの、それは「私派哲学」の構築だ。


「私派哲学」とは、人生を経て複雑に得た私なりの生き方、考え方のことだ。古臭い言い方をするならば己の鉄則だが、鉄則ほど頑なものではない。むしろ「私派哲学」は変化してゆくものである。


この修行の根幹には、「私よ、私たれ。」の原則が存在する。私の脳内に、過去人々の哲学を介入させ、「私」をより「「私」」たらしめる必要があるのだ。あなた方は、ここで、私の脳内を垣間見よ。


そしてまた、あくまで「私」が鑑賞するためのスペースであり、鑑賞した感想などの記述は一切存在しない。あるのは鑑賞したという事実だけである。


そういった類のものを期待したあなたは、急いで修業倉庫入口へ引き返すべきだ。ほら、急げ。頭上から哲学が降ってくるぞ。